急速に進むデジタルトランスフォーメーション。身近なところでは、紙による情報共有からデジタル化、ネットワーク化、アプリケーションにより、スピード、合理化が急速にすすみつつあります。
国内工場では、大手メーカーは、ある程度のまとまった予算と人材を活用できる余地が大きいのですが、国内の97%を占める300名以下の規模の中小企業では、簡単には対応ができません。中小企業では、専業メーカーとして、専門的な業務を職人的な属人性をもった、人による対応で対応してきましたが、昨今の少子高齢化で、エキスパートの退職、単純作業、夜勤業務などが嫌われ採用がますます困難になりつつあります。
世の中では、デジタルトランスフォーメーション、IoTや、クラウド、ネットワーク、AI、ビックデーター、マイニングなどのバズワードが氾濫し、何から手を付けてよいか混乱をあおっているようにも見受けられます。
まずは、足元を見つめなおし、めざすゴールを決定し、それを実現するための課題を明確化していきましょう。現場の協力も必要ですが、トップからのビジョンを示すこともとても大事です。
私共の経験から、一歩一歩すすめていけば、だれでもゴールを実現できるはずです。現場では、ともすれば、いそがしくて、あえて変化することを嫌う傾向もありますが、変化しなければ、最大のリスクであることと、そのリスクを認識し、対応策を考えて備えていけばよいのです。
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